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パルミトイル化解析

S-パルミトイル化修飾の高感度 解析/精製キット

RapidSPALM, Protein S-Palmitoylation Detection Kit

製品の特長

  • 独自の処方で従来法よりも高い感度と特異性実現しています。

  • 1アッセイあたり反応キットは約2時間,精製キットは約1時間で操作を完了できます。

  • 幅広いアプリケーションを実施できます。

  • 培養細胞,組織,植物片などに適用できます。

  • 精製ステップは,スピンカラム形式の簡単操作です。

製品の内容

RapidS PALM(ラピズパーム:Rapid Substitution of Protein S-Acylation for Multifunctional-tag) は,タンパク質のS-パルミトイル修飾を独自の多機能タグに変換することで,相対定量, 修飾個数判定,精製・同定,修飾率算定が可能なキットです。従来法であるAcyl-Biotin Exchange (ABE)、Acyl-Resin Assisted Capture (Acyl-RAC)、Acyl-PEGyl Exchange Gel Shift assay (APEGS)と比較して高いパルミトイル化タンパク質の検出が可能です。反応工程の短縮により、短い操作時間で高い回収率を示します。

本キットでできること

  1. 蛍光強度測定による複数試料間の修飾タンパク質総量の相対比較

  2. SDS-PAGEにおける修飾タンパク質バンドの蛍光検出

  3. ウエスタンブロットによる個々のタンパク質の修飾個数の判定

  4. アフィニティカラムによる修飾タンパク質の網羅的精製と解析

  5. アフィニティカラム精製後のウェスタンブロットによる個々のタンパク質の修飾率の算定

原理

本製品は,反応キット部分(#F017A)と精製キット部分(#F017B)からなります。
反応キットを用いて任意の試料中(培養細胞,動物組織,植物など)のS-パルミトイル化修飾を独自のMfTagに変換します。本キットのMfTagは分子量約5 kDaの単一分子量の高分子構造体をベースに黄色蛍光基(yFL)およびアフィニティ精製用のHook基が付加されています。
Hook基は精製キットに含まれるLoopアフィニティカラムにより迅速かつ簡便,そして高純度で精製することができ,精製終了後は還元剤により簡単にMfTagを除去することができます。

・反応キット

RapidS PALM反応キット (#F017A) はAcyl-Biotin Exchange(ABE)法や Acyl-PEGyl Exchange Gel Shift(APEGS)法を基に試薬類およびプロトコルを改良することで, 特異性の向上,反応工程の短縮および感度向上を実現しました。各手順の概要は以下の通りです。

  1. タンパク質を強力な変性剤と加熱により変性させます。

  2. タンパク質中のジスルフィド結合を還元し,フリーのシステインにします。

  3. フリーシステインを,システイン特異的修飾試薬でブロッキングします。

  4. S-パルミトイル基を高活性ヒドロキシルアミン誘導体(high performance hydroxylamine,以下hpHAと略)により切断します。

  5. hpHAにより遊離したシステインにMfTagを標識します。

  6. クロロホルムメタノール沈殿法(CMppt)により,粗精製を行います。

・精製キット

RapidS PALM精製キット (#F017B) のHook&Loopアフィニティ精製は低分子間相互作用を利用した精製手法です。 完全変性条件下での結合が可能で,アフィニティビーズ自体への非特異吸着が非常に低く抑えられます。 また,スピンカラム形式のため,簡便に精製が行えます。

キットの選択方法

RapidS PALMは,反応キット(#F017A)と精製キット(#F017B)からなります。 RapidS PALM実施のためには,反応キットが必須で,精製キットはオプションになります。 目的解析に応じて精製キットをお求め下さい。

※精製キットだけではRapidS PALM実験はできませんのでご注意下さい。

アプリケーション


コード

容量

12 assays

価格

80,000円

製品マニュアル

SDS

コード

容量

24 columns

価格

40,000円

製品マニュアル

SDS

funakoshi
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